RESONANCE ~共鳴 (2017年4月)

人は誰でも神様と同じ魂=ハートの一部を持っている。人のハートは、根源の存在=神を「湖」に例えるなら、その湖の一滴のしずくなのだ。死ねば、経験という情報を持ってまた元に帰っていく。宇宙の始まりより「存在」する神の本質はただ圧倒的に「在る」ということだ。つまり、肯定的な存在なのだ。それで、ハートは不安を感じることができる。もちろん本質が喜びなのでプラスの感情も理解できる。しかし、不安のようなマイナス感情には違和感があり重苦しく感じるし、プラスの感情はすぐに消えてしまうのに対して、マイナス感情だけがなぜかトラウマになるのもここに理由がある。そう考えると、不安や恐れは、人間が持つハートとは何かを教えてくれている。

社会には様々な価値観があり、いつの時も人々はそれに翻弄されてきた。価値観は、時代や宗教、国家によって変わり、かつては価値のあったことでも、いつしか価値が失われてしまうのを歴史は目の当たりにしてきた。しかし、そういったそれぞれの対立する価値観を超えて、人はただ生きているだけで価値があることを、ハートとマイナス感情は証明してくれているのだと思う。