レゾナンス


文責:矢吹三千男
早稲田大学卒業。製薬会社に勤務ののち、1993年よりバッチフラワーの輸入を始め、1994年バッチフラワー正規輸入代理店となる。株式会社プルナマインターナショナル代表取締CEO社長。陰陽五行思想家の冨田哲秀氏に師事し、陰陽五行を交えた新しい性格分析法の開発に携わる。感情・魂・肉体についての研究を続け、独自の展開を現在、全国を講演・セミナー活動で行っている。著書に「感情のレッスン」(文芸社)がある。

RESONANCE ~共鳴 (2017年10月)

2040年に起こるといわれている技術的特異点(シンギュラリティ)はAI(人工知能)によって世界が劇的に変化することを予測している。すでに、それは始まっており、将棋の世界ではAIがプロ棋士をやすやすと打ち破り、また投資の世界でもかつては花形だったディーラーたちがAIに仕事を奪われ職場から姿を消しつつある。今後さらに量子コンピューターが登場し、AIと結びつくとさらに多くの知的職業が失われる可能性が高い。人間はもはや計算や思考力、技術の正確さでAIに勝てなくなってしまうのだろうか?では、AIと人間の違いはどこにあるのだろうか?これは近い未来で必ず多くの人たちが直面する問題なのである。
しかし、逆にAIが登場することによって人間とAIに違いがあらわになる、とみることができる。
それは、人間には魂があり、その魂が感情を作り出しているという事実だ。感情こそが人間とAIを明らかに分ける分岐点だからである。どんなに人類が進歩し生活が変化しても、感情は人類に残された永遠のテーマなのである。近い未来に人類は改めて感情とはいったい何かを考えることになるのだが、バッチフラワーに関心を持たれている多くの方たちにとっては、その準備はすでにできているといえるだろう。



RESONANCE ~共鳴 (2017年9月)

マイナス感情の多くはトラウマである。これは今から二十数年前、ある人から初めて聞いた言葉だった。トラウマとはあたかも、傷ついたレコード盤の上で繰り返し戻ってきてしまうレコード針のようなもの。または、書き換えを拒む記憶=情報といってもいいだろう。トラウマを開放(トラウマリリース)するためには、必ず古い情報の書き換えが起こらなくてはならない。その時に必要なことは、たった一つ、少しだけ高い次元の視点である。それは、例えば、電車の中の様々な問題は、電車の外から眺めてみれば、実は問題ではなくなってしまうことに似ている。
実際には、いったん感情を横に置いといて、物事を冷静な視点で眺めること、その時に一段高い視点があれば、潜在意識の情報は必ず書き換えられる。それまでとは少しでも違う視点で古い出来事=傷を受け入れることができれば、いくつになっても人はその時に少しだけ成長できるに違いない。
そのために、29番のスターオブベツレヘムと組み合わせた、トラウマリリース・コンビネーションを使うことを提案したいと思います。



RESONANCE ~共鳴 (2017年8月)

世界的カリスマコーチのアンソニー・ロビンスは、人は普段何を考えるかで人生の質は決まると語っています。つまり人は、ふだん繰り返し考えているようなことが、結果的に実現しているということになります。さらに、困難な状況のときにはとくに、「いい気分」に早くなることが大事だといっています。この気分というのは一人ひとりの感情のことで、今どんな感情を持つかで、未来は変わってくるというのです。
だれでも困難の状況のときに「いい気分」に戻ることは難しいのですが、そのための方法をいくつか提案しています。たとえば、これまでの人生で最高に楽しかったことを10個思い出すというものです。それは、幼い頃のささやかな楽しい思い出であったり、誰かとの出会いであったり、成功の体験であったするかもしれません。そして、一つの思い出に15秒間浸ります、10個だと150秒つまり、2分半楽しい思い出に浸っていれば誰でも「いい気分」に意識を持っていくことができるというものです。どんなにつらい状況でも、こうすれば誰でも一瞬で気分を変えることができるのです。さらに、振る舞いが大事であることも言っています。人は過去このことを考えているときには、ついついため息をついたり、下を向いてしまいます。歌にあるように、つらいときには上を向くというのも気分を変える一つの方法です。



RESONANCE ~共鳴 (2017年7月)

《6月からの続き》
準結晶は一見バラバラに見えながら、全体では結晶構造を持つというもので、それまでの物質の結晶構造の常識を覆す驚くべき発見でした。その形は5角形なのですが、なぜ5角形かというと、我々の宇宙が縦、横、奥行きでこの3次元に時間を加えて4次元なので、隣接する次元は5次元ということになります。準結晶が工業的に応用されているフライパンのテフロンが、つるつる滑りくっつきにくいのも、この世界の物質と本質的に性質が違うからだと考えられます。そして、今回のテーマの花なのですが、花は5つ以上の花弁のものが多く、それは高次元からの現れなので、人が持つハートを癒すことができるのではないでしょうか。ハートが宇宙の根源の存在から来ているものであれば当然、4次元以上の高い次元にも存在することになります。高次元の本質を持つものは、高次元のエネルギーで癒すことができるはずです。そう考えると、花は高次元からの贈り物なのかもしれません。



RESONANCE ~共鳴 (2017年6月)

これまで感情について様々な角度から取り上げてきましたが、なぜ花が人の心を癒すのか、その理由を説明できる文献はこれまでありませんでした。しかし近年、宇宙物理学や新たな発見によって、一見して関係なさそうな「花」とはいったい何なのかを説明できるかもしれません。
宇宙の始まりにビックバンがあり、一瞬で宇宙空間が出来上がったことをインフレーション理論は予測しました。約10年後NASA化ら打ち上げられた探査衛星が、138億年前の宇宙が冷えていった名残りを発見し、この理論が正しいことが証明されました。しかし、宇宙が加速膨張していることが観察され、宇宙を加速させるダークエネルギーの存在が明らかになったのですが、そのエネルギーの量が予想よりかなり低いものであり、宇宙物理学者はそれを説明するために、宇宙は実は一つではなく、同時にたくさん生まれているという、マルチバース理論を考えつきました。一方、理論物理学者はこの世界を作る物質が弦の振動のようなものでできており、この振動は高次元からの投影であり、次元は9次元以上あるという結論に数学的に到達したのです。
すると、ある物質が注目されることになります。それは1980年代に発見され、後にノーベル賞を受賞したことで知られる「準結晶」とういう物質です。   《7月に続く・・・》



RESONANCE ~共鳴 (2017年5月)

人間ならだれでも持っているハートは、時空を超えて存在しています。宇宙の始まりより存在し、次元を超えて存在しています。それは人間が持っている根源の存在の性質の一部です。ですから、誰しもが存在しているだけで価値があり、ただハートの存在に気付くだけで人は生きている価値があります。
そして、ハートは感情を味わうことはできますが、感情をつくり出すことはできません。そこで、変化していく時空と人間がどうしても必要になります。特に、マイナス感情は人間にしか作り出すことができません。生きていれば必ず、人には様々な出会いや別れがあり、また戦いや、チャレンジがあり、希望や失意があります。つまり人は不断に感情を創り出しています。ただし、感情を創り出しているその最中には、感情を味わうことはできません。その出来事から離れてハートは感情を味わい、思考が反復しています。
特にマイナス感情のなかでも不安や恐れを感じているときに人は、胸のあたりにハートの存在を感じることができます。不安を感じているもの、その本体が、ハートなのだと気づくと、不安を感じることができるのでその性質は肯定的なものだと気づくことができます。そのときに、不安からハートに意識が移るので、ネガティブからポジティブに感覚が変わるきっかけが生じるのです。これは誰でもいますぐに体験することができます。



RESONANCE ~共鳴 (2017年4月)

人は誰でも神様と同じ魂=ハートの一部を持っている。人のハートは、根源の存在=神を「湖」に例えるなら、その湖の一滴のしずくなのだ。死ねば、経験という情報を持ってまた元に帰っていく。宇宙の始まりより「存在」する神の本質はただ圧倒的に「在る」ということだ。つまり、肯定的な存在なのだ。それで、ハートは不安を感じることができる。もちろん本質が喜びなのでプラスの感情も理解できる。しかし、不安のようなマイナス感情には違和感があり重苦しく感じるし、プラスの感情はすぐに消えてしまうのに対して、マイナス感情だけがなぜかトラウマになるのもここに理由がある。そう考えると、不安や恐れは、人間が持つハートとは何かを教えてくれている。

社会には様々な価値観があり、いつの時も人々はそれに翻弄されてきた。価値観は、時代や宗教、国家によって変わり、かつては価値のあったことでも、いつしか価値が失われてしまうのを歴史は目の当たりにしてきた。しかし、そういったそれぞれの対立する価値観を超えて、人はただ生きているだけで価値があることを、ハートとマイナス感情は証明してくれているのだと思う。



RESONANCE ~共鳴 (2017年3月)

感情が宇宙の言語だとするもう一つの理由がある。
それは、人間の脳が物事を認識する仕方にヒントがある。人の認識は差異や反対のものによってなされることは言語学などによって広く知られている。つまり、脳は何かを見たとたんに違いを自動的に読み取り、そこに意味を見つけているということだ。それで、この「時空」では動きや変化が生じ、人間は様々な感情体験ができるようになった。このわれわれの認識の特徴の一つは、それが当たり前の状態になると当然変化がないので、その物事は意味を失うところにある。たとえば、ある日、世界中が平和でいい人ばかり、全員がいい人(そんなことはあり得ないが)になると、もはやいい人を識別する必要がないので、いい人自体がそこでは意味をもたないことになる。
そう考えると、人間が不安を感じることにはさらに大きな秘密がある。不安を感じるということは、それを感じているハート(仮にそう名付ける)の本質がネガティブではないということになる。もし、ネガティブならば、不安は当たり前なので、それを不快と感じることができないはずだからだ。人間ならだれもが持っているハートは「唯ありて、ある」、この宇宙を創った根源の存在と同じくポジティブなものなのだ。



RESONANCE ~共鳴 (2017年2月)

感情は人類共通の言語であるだけではなく、この宇宙共通の言語でもある。そう言い切れる根拠は何か?その前に、そもそも、感情とは何か?を考えてみる必要があるだろう。

そのためには、仮に、それが無かったら、いったいどうなっていただろうかと想像してみればいい。もしも、人類に感情がなかったなら、私たちの生活はどうなっていたのだろうか?おそらく、人類は生存すらできなかっただろう。感情がなければ、まず何をしても楽しくない。何を食べてもおいしとも思わないし、うれしいということさえ理解できない。もちろん恐怖も悲しみもなく、感情のないロボットのように、プログラムどおりに動くことしかできない。

AⅠ(人工知能)の問題の一つは目的達成のためなら、「ターミネーター」のように無情になれるところにある。もちろん、感情にはマイナス面もあるが、それも含めて、宇宙は感情を必要としたはずだ。人間の恐れや悩みだけではなく、喜びや楽しさの経験がどうしても必要だった。そうでなければ、遺伝子の中に、感情のコードは組み込まれなかっただろうからだ。すべての人類の感情体験は無意識に保存され決してなくならない。必要十分に達した感情体験はやがて、人類の意識に変化をもたらす。その時に、知恵が発動するからだ。



RESONANCE ~共鳴 (2017年1月)

バッチフラワーが誕生してすでに80年が過ぎました。製品のライフサイクルとしては極めて長い製品です。ではなぜ、この製品の寿命が長いのか、そのわけを考えてみましょう。

世界中には主要な言語の数は260ほどあり、マイナーな言語も含めると6000以上になります。言語にはそれぞれの文法があり、そのわずかの思考の違いが民族のものの見方の多様性をつくり出しているとも言えます。しかし、世界にはこれだけ多くの考え方の違いがありながら人類すべてに共通しているものがあります。それが、感情なのです。いわば感情は人類共通の言語であり、時代を超えて人間が何者なのかを教えてくれています。つまりギリシャ時代の人も、シェイクスピアの時代の人も、また現代人も共通の感情を通してお互いに理解しあえるのです。これは当たり前の様ですが、実は驚くべきことです。人間の生きた時代や、場所が違っていても、人間は生来、誰もが同じ文法を持っていたということは、感情こそが、人類の永遠のテーマだと言うことができるからです。バッチフラワーが古びない理由もここにあります。
おそらく、『神との対話』の中で、ニール・ドナルド・ウォルシュが語ったように、感情は人類共通の言語というだけではなく、この宇宙共通の言語なのかもしれません。



RESONANCE ~共鳴 (2016年12月)

長かった氷河期がようやく終わり、人類が洞窟を出たのはわずか1万年足らず前でした。地球47億年の歴史から見れば、このわずかの期間に人は様々な道具を発明し、またそれを記録し、後の人々に伝え、宇宙を目指せるほど飛躍的に文明を進歩させてきました。その大きな原動力となったのが、言葉の獲得であったことは間違いありません。
ただし、気がつくと人々は言葉が持つ思考の罠に嵌ってしまいました。それは、人の認識は一瞬遅れてやってくるので、どうしても思考は現在を捉えることができないからです。そのため思考は、常に過去リピートするか、未来をシミュレートしています。そして、そこから多くの強いマイナス感情が生まれてきます。感情は実は一瞬なのに、思考がそれを繰り返しリピートしてしまうからです。そんなわけで、生きている限り思考を止めることはできないので、マイナス感情は常に人々の悩みの種であり続けました。
しかし、人類には、救いが用意されていました。その一つが花や樹木などの植物です。こういった植物たちには人の意識を今に開く力があり、植物のエネルギーで人は今を感じ取る能力を思い出し、かつてそうだったように、今を生きることができることに気付いたのです。



RESONANCE ~共鳴 (2016年11月)

感情を理解することには大きな効用があります。人は自分が何者なのか実はよくわからないことが多いのですが、それは、思考がいつも未来を先取りして、まだ起こってもいないことをシミュレートしているからです。こうなったらどうしよう、ああしよう、またはこうしようとか、ただ単に嫌だなとか、起こってもいないことを思考は先取りしてしまうのです。まだ起こっていないことは、まだ存在していないわけですから、何ものにもなることはできません。

一方、すべての過去を記録しているのが体です。食べ物を含め、その人がどんな人なのかを体は情報として持っていますので、治療師は過去を癒すことになります。

そして、感情は「今」に私たちを引き戻す力があります。つまり感情を感じている「今」だけが実は本当に存在している瞬間なのです。厳密に言うと、人は今をとらえることはできません。脳は認識が一瞬遅れてやってくるからです。感情を言葉で理解することの意味はそこにあります。感情を認識したときはすでに過去なので、俯瞰した視点で、客観的に自分を捉えることができるのです。感情は実は一瞬なのですが、思考がそれを繰り替えしリピートしてしいます、感情を言語化できる俯瞰した視点のみが、マイナス感情の連鎖を止めることができるのです。