2011年


文責:矢吹三千男
早稲田大学卒業。製薬会社に勤務ののち、1993年よりバッチフラワーの輸入を始め、1994年バッチフラワー正規輸入代理店となる。株式会社プルナマインターナショナル代表取締CEO社長。陰陽五行思想家の冨田哲秀氏に師事し、陰陽五行を交えた新しい性格分析法の開発に携わる。感情・魂・肉体についての研究を続け、独自の展開を現在、全国を講演・セミナー活動で行っている。著書に「感情のレッスン」(文芸社)がある。

RESONANCE ~共鳴 (2011年12月)

プラスの感情に留まることは大事ですが、マイナス感情がすべて悪いものということではありません。
相田みつをがいうように、人間ですから時にはぐずぐず言いたい時もあるし、弱音を吐きたい時もあって当然です。

これをムリに抑えることはむしろ精神状態にもよくありません。時々は、ため込んだ不満を思いっきり口にしてみましょう。
例えば、「やっぱり私にはできないよぉ~」「ムリ、ムリ、ほんとにもうムリ!」「私にはやっぱりできっこないんだよぉ~」と感情を込めて叫んでみましょう。
ただし、その後に「なぁ~んちゃって」と必ずいれてください。人間ですから時々は弱音を吐いてみましょう。最後の「なぁ~んちゃって」はマイナス感情を引きずらずに気持ちの切り替えを促し、また自分を客観視するための記号です。
これを記号論的「なんちゃってセラピー」と言います。

このセルフセラピーは、もちろん一人でやっても効果はありますが、人前でできるようになれれば大いに効果があります。
まじめで思い込みの強い人ほど馬鹿ばかしくて、こんなことできないと思うことでしょう。
これは一つのリトマス試験紙のようなもので、これができる人はもうOK、大丈夫です。

2012年はきっと「なんちゃってセラピー」が流行っている・・・かもしれませんね。



RESONANCE ~共鳴 (2011年11月)

アメリカのベストセラー作家のグレック・ブレーデンは若いころから世界各地の秘境を探索し、祈りの法則を探し続けました。
どのような祈りが正しくて、正しくない祈りとはなにかを探し続けたのです。
そしてとうとうヒマラヤの奥地の寺院で祈りの法則を発見します。

その寺院には、4世紀以前から受け継がれてきた智恵の書物が保管されており、そこには感情そのものが実は祈りだと伝えられていたのです。
私たちが日々抱く感情が祈りそのものだというのです。
つまり、喜びを感じれば喜びを祈ったことになり、怒りを感じれば怒りを祈ったことになるのです。

しかも感情は宇宙の(共通の)言語なので、誰でも感情を使って祈ることができるのです。
もちろん、そう意図していようがいまいがそれは関係ありません。感情を抱いた時点で祈りが宇宙のプログラムにコマンドを送り、その時どきの感情を現実化してしまう力が人間にはあることを見つけ出したのです。

もちろん繰り返される感情ほど、早く現実化することになります。それで、意図的にプラスの感情にとどまり、いつもいい状態をつくることが望ましい現実をつくることになります。このアイディアのいいところは、誰でもいますぐに自分で確かめることができるということです。



RESONANCE ~共鳴 (2011年10月)

先日、日本人の研究者によって光よりも速く移動できる物質が存在することが確認され、現代物理学の常識を覆す大発見として世界中が注目しています。

1990年代半ば、アメリカ陸軍が感情とDNAとの関係を調べる研究を行いました。
被験者からDNAを採取し、電気的な変化をモニターする装置にそのDNAを入れ、一方被験者は自分のDNAからは数マイル離れた場所で怒りや悲しみなど様々な感情を喚起するよう意図的に編集された映像などを見せられたのです。
すると、自分の身体から切り離され、しかも数キロも離れていたにもかかわらず、被験者が強い感情を体験すると同時にDNAが反応することが観察されたのです。

このことから、感情が自分のDNAに何らかの影響を与えたり、時にDNAを変えてしまう力があることが予測されたのです。後にその間の距離を約500キロまで離しても、全く同じように変化が起こることも確認されました。その時間差はゼロ、感情の発生とまったく同時に変化が起こるのです。

空間の距離に関係なく、もしかすると光よりも早く伝わってしまう何かが、確かに存在しているのかもしれません。
しかもそれが人間の意志や感情であるならば、人の意識には宇宙に働きかける力があるということになるのではないでしょうか。



RESONANCE ~共鳴 (2011年9月)

人は誰でも強く繰り返し思っていることを実現してしまいます。
これを引き寄せの法則と呼ぶこともできます。

しかし、自分がいつも思っていることに人は無自覚なことも多いようです。
例えば、いつも嫌いな人が決まって近寄ってくるという場合などです。「嫌だなぁ」、「苦手な人だなぁ」と思えば思うほど、実はその人を引き寄せていることがあります。いわゆる負の引き寄せです。

アメリカの心理学者ポール・エクマンは、人の表情やしぐさには、その人のすべての心情が正直に表われてしまうと言っています。
つまり、強く思うとその感情が顔やしぐさに出てしまうので、相手に気づかれてしまうのです。
相手は表情からサインを読み取り、自分に対して、何かの感情を持っていることを察知します。
そこで、相手の顔の出ているサインを自分に都合よく読み解き、関心の度合いを好意の度合いと錯覚したりすることになるのです。

そういった場合の対処法は、強く嫌わないことしかありません。空気のように関心を持たず、できるだけ嫌いなのもではなくて、自分の好きなものに注意を向けるようにトレーニングします。

マイナス感情が自分の現実をつくりだしているとすれば、それは感情が、人が現実を認識するひとつの方法だからだと言えるでしょう。



RESONANCE ~共鳴 (2011年8月)

感情は、プラスとマイナスで全体です。
つまり、マイナス感情だけがただ存在するのではなくて、怒りや嫉妬には、同時に愛着や信頼が裏にあるということです。これを陰陽と呼ぶこともできます。

物事の陰陽は、感情だけではなく人の認識すべてに当てはまります。人は、違い=差異や反対のものによってそこに意味を見つけることができるからです。または、それを失った時に、初めてその意味を理解することができます。
例えば、「空気」を普段は自覚して吸っている人はいないと思いますが、プールで水に溺れそうになったり、空から放射性物質が降ってきたりすると、空気が見えるような気がしてきます。または、普段は「重力」を自覚して生活している人はほとんどいませんが、実は地上では結構な重力がかかっています。それを自覚できるのは、宇宙飛行士が宇宙ステーションの長期滞在から帰還した時に車椅子に乗せられているのを見たり、長患いの後、身体の筋力が弱っていたりすると改めて重力を自覚することができます。

マイナスを理解することは同時に、プラスを理解することに他ならないので、感情を理解することで人間についての理解が深まり、視野が広がります。その時に人の意識は少しだけ進化するのです。



RESONANCE ~共鳴 (2011年7月)

群馬大学の早川由紀夫教授の放射能汚染マップによれば、福島の原発から遠く離れた千葉、埼玉などでも比較的放射能が高い地域があることがわかってきた。
当初政府は、汚染された地域の情報を一切出さなかったため、福島の飯館村などの住民の多くが内部被ばくをしてしまった。
一方、原発から近い福島県内でもほとんど影響を受けていない地域もあって、自分の住んでいる地域が放射性物質に汚染されているかどうかを自分たち自身で確かめてみる必要がありそうだ。

今から100年前に、放射性物質を発見しノーベル物理学賞を受賞したキュリー夫人と、アンリ・ベクレルはその当時、放射線の危険性にはまったく気づいておらず、手で直にウランを含む鉱石を触り、塩化ラジウムをガラス瓶に入れて持ち歩いたりしていたため、ベクレルは心疾患により55歳で亡くなり、キュリー夫人も晩年は目に障害を起こし、白血病で67歳で亡くなった。また、娘のイレ―ヌも59歳で白血病で亡くなっている。

3.11の衝撃は、世界の空気を一変させた。人々がそこから得た教訓の一つは、何がほんとうに正しいのかは、一人ひとりが自分自身で考え確かめることが必要だということなのではないだろうか。



RESONANCE ~共鳴 (2011年6月)

ゼオライトは多孔質の性質と高いイオン交換能力から、セシウムなどの放射性物質を吸着することで知られており、実際に「フクシマ原発」でも汚染水の浄化に使われている。

しかし、その人体に対する効果は、医薬品ではないので一切謳うことが出来ないし、薬事法では、効果を謳うことが出来るのは基本的に医薬品のみで、「医薬品」になるためには、長年の臨床データーと、それを厚生労働省の担当部局に「認可」してもらうことが必要になり、気の遠くなるような長い時間と膨大な費用がかかる。

そもそも、ゼオライト自体が世界各地から産出されるありふれた鉱物なので、当然、製法などの特許も取得しにくく、リスクを冒してまで個々の臨床データーを取り、医薬品として申請しようとする製薬会社は今後も存在しないだろう。

ただし、個人的な体験として、ゼオライトを使ってみたら、頭の後ろによくできるじゅくじゅくした吹き出物が、すぐにかさぶたになり取れてしまったり、のどがかゆくなったときに、すぐにそれがなくなったりしたので、比較的早く結果が出るのではないかと思っている。家畜のエサなどにも使われており、毒性が極めて低いことから、その副作用が問題になることはないのもプラスポイントだ。



RESONANCE ~共鳴 (2011年5月)

福島の原発から放射線が漏れて1月以上が過ぎた。

TVでおなじみの環境学者、武田邦彦氏は残留放射線について『原発事故残留汚染の危険性』朝日新聞出版で次のように指摘している。
「今回の福島原発事故の最初のころ、原発の北西にある福島市で20マイクロシーベルトの放射線が観測されました。これに対してテレビに出ていたある東大の先生は、「1回の(胃の)レントゲンで600マイクロシーベルトだから、それの30分の1にすぎない。」とコメントしました。

それは意図的に掛け算ができないふりをしたのか、それとも何かを隠そうとしたのかわかりませんが、福島市で観測された20マイクロシーベルトという値は、1時間当たりの量です。したがって、30時間被ばくすると、1か月に24回の胃のレントゲンを撮ることになってしまいます。
実際は、その後、放射線量は1カ月で徐々に下がって、10分の1の2マイクロシーベルト以下になりました。
この間の放射線量は一番低い値をとったとして2×24時間×30日で1440になり、レントゲンを1月で2.4回受けたことになります。

いわき市であれば、現在0.27マイクロシーベルトですので、現在の数値なら3か月で1回のレントゲンということです。
市町村が毎日放射線を計測してホームページで公表しています。



RESONANCE ~共鳴 (2011年4月)

放射線被ばくの問題は、多くの日本人のみならず、在日外国人にとってもいますぐに対応を迫られる問題となってしまった。
どこかへ逃げることのできる人はいいが、ほとんどのどこにも逃げられない人達はいったいどうしたらいいのか?

ある本にとりあえず今すぐに、だれにでもできる有効な方法が紹介されている。
『長崎原爆記―被爆医師の証言』 (平和文庫) 秋月辰一郎がそれである。

秋月医師は昭和20年、長崎原爆で病院勤務中に被ばくした。その病院には玄米、みそ、醤油が大量に保存してあった。食糧不足のおり毎日玄米の塩むすびを食べワカメの味噌汁を飲んでいたためか、患者と医師、看護婦たちに原爆症が出なかったことが評判となった。
その体験記は翻訳され、その噂はたちまち近隣諸国に広まった。チェルノブイリ原発事故前後のミソの輸出量は明らかに、ベルギー・ドイツ・オランダ・イギリス・フランスなど欧州で増加した。

「ミソ」「玄米」「塩」は人体細胞にとって必要な、特に良質の油とミネラルの栄養供給源であるばかりでなく、それらは人が毎日とり続けている食物中に含まれる微量の放射性物質の放射能害を一部防御してくれている。
放射線は特に「陰性」の性質なので、できるだけ塩などの「陽性」のものを摂ることが必要になる。毎日の食べ物が体質を作るので、やはり普段からの食事が大事ということになってくる。



RESONANCE ~共鳴 (2011年3月)

「ありがとう」、「ツイている」、「ホ・オポノポノ」など近年言葉によるアファメーションがブームになっている。
これらの願望実現のための肯定的な文言で救われた人も大勢いることだろう。
しかし同時に、肯定的な言葉、思考の現実化について疑問を持つ人が少なからずいるのも事実である。

それは言葉にしたことが実現しなかった人が大勢いるということでもある。
ではなぜある人の言葉は実現し、ある人の言葉は実現しないのか?

言葉には「重い言葉」と「軽い言葉」がある。例えば、嫌なことは頭から離れないのに、楽しいことはすぐに忘れてしまうという体験はないだろうか。
ネガティブな感情は重く、地上に留まるのに対して、楽しいことは軽いので上に上がって行ってしまう、というようなイメージである。
どちらの感情から出た言葉が実現しやすいかは明らかである。

ポジティブな感情や高い志から出た言葉や思考が実現しやすいということである。
そのためには、マイナス感情とその原因を見ないのではなくて、自己の問題としてとらえ、思考を整理しなければならない。

自己のネガティブな問題を無視する表面的なアファメーションは、何度繰り返されたとしても、実際はネガティブ問題が何時までも残ったままなので実現されにくいということである。



RESONANCE ~共鳴 (2011年2月)

1999年からの十年間で、日本の抗うつ剤の新薬の売り上げは5倍以上に伸び約1000億円規模になった。
うつ病の患者は約2倍で約100万人に到達した。つまり日本では120人に1人ぐらいがうつになっているという計算になる。
大人だけに限れば実際は100人に1人ぐらいだろうか。これはけっこうすごい数字である。
ただしこれは何も日本だけに限ったことではなく、先進諸外国でも同じ傾向にある。

うつなどの最初の症状は不眠になる人が多い。ストレスから交感神経緊張になり、リラックスできなくなってしまうからだ。
眠るためには副交感神経にスイッチが入らなければならない。

ストレスの多くは、実際には人間関係であり、他者との価値観の対立からくる感情のもつれや抑圧からくることが多い。
もちろん昔からそういったストレスは社会や地域のいたるところにあった。
豊かさに比例して、現代人のストレスへの心の耐性が弱くなってしまったということなのだろうか。いや、事実はそうではなく、かつてのように自分のストレスや、心の病をムリしても人に隠さなくていい社会になったと、あえてプラスに考えてみることも必要な時代なのかもしれない。
進化心理学者のニコラス・ハンフリーなら、その人の感情はその環境に適応しようとして出てきている、と答えるだろう。



RESONANCE ~共鳴 (2011年1月)

コロンビア大学ビジネススクール教授で「選択の科学」の著者シーナ・アイエンガーが、大学院生時代に行った「ジャム研究」は、選択をめぐる消費者の心理と行動について、一石を投じたことで知られている。

高級食品店の試食コーナーに24種類のジャムを色とりどりに並べた時と、6種類のジャムを並べた時、売り上げは品揃えが少ない方が圧倒的に多かったというのだ。選択肢が多すぎると迷いが生じ、また少なすぎても不満が生じるので、6つ前後での選択肢が一番望ましいという結果になった。

さらに興味深い実験が紹介されている。ビーカーにたっぷり水を入れ、そこにラットを入れ泳がせ続ける。
すると、ほとんどのラットは数分で溺れてしまうのだが、ほんのわずかの個体が60時間近く泳ぎ続ける。
この違いはどうして起こるのかを調べるために、今度は溺れかかるたびに何度か助けると、助かった経験のあるラットは全てが60時間泳ぎ続けたという。

つまり、助かるかもしれないという認識を持っていた個体だけが、限界まで能力を発揮したのである。
この実験結果は、無自覚に「もうダメ」と考えてしまうか、意識的に「まだ大丈夫」と選択するかで、結果(未来)が大きく変わってしまうことを示している。