
人は本心で信じていることを常に体験している。
人が本心で信じていることは次第にリアリティを持ちはじめ、リアリティが生じると物事は現実化しやすくなる。
心の口癖で、こうなったらいやだなあということも、こうなればいいのにということも繰り返し思うことで実現してしまうことが多いのである。
例えば、いい小説かどうかは、物語にリアリティがあるかないかであり、そこに感情移入ができるかどうかによる。
感情にはモノクロの世界を天然色に変える作用があり、臨場感を作り出す力があるからだ。
換言すると、人が持つ自己の物語には必ずその副産物として感情が生まれ、また感情が立ち上がることで、記憶がリアルさを獲得することになる。
自己の観念と感情に無自覚であろうが無かろうが、人は深い思いを実現している。
そうであればむしろ感情を理解し、ポジティブとネガティブの中から、意図的にポジティブを選択することが必要だ。
それは誰でもポジティブな現実を作り出したほうがいいに違いないからだ。
自己の感情と性格を理解することのメリットは、自己ののぞむ現実を意識的に作り出せることにある。
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