RESONANCE ~共鳴 (2004年4月)

個体発生は系統発生をたどるといわれる。つまり、ヒトの脳の中には、魚類をはじめ両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類などの進化の過程でのすべての脳が含まれているというわけである。進化のはじめの生物にはいったいどんな感情があるのだろうか?おそらくそれは生存のための恐怖であろう。うかうかしていると他の生物の食料になってしまうことの恐怖である。また威嚇された時の身を守るための攻撃性などであろう。進化して、卵を温め、雛鳥に餌付けするようになると、少しずつ愛情の感情が生まれてくる。更には、哺乳類となって子供を育てたり、家族というものが出来ると、愛情の感情は深まる。そして、愛情が生まれたと同時に、嫉妬や憎しみの感情も生まれたのである。子供を産んでもそれ以上何の面倒も見ない生物には、愛情の感情はないと考えられる。

脳の中の感情の場所は大脳辺縁系にある。その下に自律神経の中枢があり、どうしても自律神経は感情の影響を受けてしまうのである。また、動物とヒトの違いは動物は本能で生きているのに対して、自我が本能の代わりになっている。自我の特徴は、文化の影響を強く受けていることと、感情を抑圧するということである。その意味で葛藤する感情は、より人間的な感情と言えるだろう。

文責:矢吹三千男
早稲田大学卒業。製薬会社に勤務ののち、1993年よりバッチフラワーの輸入を始め、1994年バッチフラワー正規輸入代理店となる。株式会社プルナマインターナショナル代表取締CEO社長。陰陽五行思想家の冨田哲秀氏に師事し、陰陽五行を交えた新しい性格分析法の開発に携わる。感情・魂・肉体についての研究を続け、独自の展開を現在、全国を講演・セミナー活動で行っている。