RESONANCE ~共鳴 (2005年3月)

人は系統発生なので、進化の過程の全ての脳を持っていると言われます。つまり、胎児は受胎してすぐに人間の形をしているのではなく、両生類、爬虫類などの形をしていて、胎内で成長して最後に猿のような顔で生まれてきます。

つまり、古い脳の上に新しい脳が載っているわけで、進化の全てがふくまれている人間だけが感情を抑圧するので言語を獲得することができたと考えられます。また同時に人間だけが時間の感覚を持つようになりました。  

このように、もともと自我はその性質上抑圧するので葛藤するし、また過去を忘れないので、どうしても恨みっぽくなります。

動物が根源的に持つ生存のための恐怖の感情や攻撃性は新しい脳によって少しずつ昇華できるようになりました。しかし、進化した結果獲得した脳が抑圧することで出てくる恨みっぽい感情などの高度な感情が、実は毎日のようにTVなどで報道されている様々なテロの問題や民族紛争の問題を生んでいて、現代人の悩みを深める原因のひとつになっています。

ですが、これも進化の方向ならば、いずれ人はこの脳が直面している進化の壁を乗り越えなければならないのでしょうが、その答えは今のところ、人間の感情を理解することにあるのではないでしょうか。

文責:矢吹三千男
早稲田大学卒業。製薬会社に勤務ののち、1993年よりバッチフラワーの輸入を始め、1994年バッチフラワー正規輸入代理店となる。株式会社プルナマインターナショナル代表取締CEO社長。陰陽五行思想家の冨田哲秀氏に師事し、陰陽五行を交えた新しい性格分析法の開発に携わる。感情・魂・肉体についての研究を続け、独自の展開を現在、全国を講演・セミナー活動で行っている。