RESONANCE ~共鳴 (2007年8月)

「和の精神」といえば聖徳太子と誰でも知っている。ではなぜ、あの時代に十七条憲法のなかでそれが初めて謳われたのかというと、それが切実に必要だったからである。必要ということは、ないと困るということで、なぜ困るのかといえば、人々が畏れていたものを、和によってどうしても封じ込める必要があった。

その時代に人々が恐れたものとは、貴人の怨霊などで、特に暗殺など不遇の死を迎えた死者の霊を恐れていた。何年も打ち続く天災や飢饉は、そういった怨霊のせいだと古の人々は信じたからである。


言葉で何かを謳うことは一つの逆説になることが多い。つまり、美しくないから(美しくないところが目立つので)、美しい国という必要であり、本当の意味で調和がないので、和というスローガンが必要になる。本当は気になって気になって仕方ないので、鈍感力が必要というのも同じことだ。

美しい、正しいなどの形容詞がついた言葉は時に耳触りはいいが、やはり立ち止まって観察してみる必要がある。本当はどう思っているのかは(本心は)言葉ではなくて、行動にこそ現れるものだからである。

文責:矢吹三千男
早稲田大学卒業。製薬会社に勤務ののち、1993年よりバッチフラワーの輸入を始め、1994年バッチフラワー正規輸入代理店となる。株式会社プルナマインターナショナル代表取締CEO社長。陰陽五行思想家の冨田哲秀氏に師事し、陰陽五行を交えた新しい性格分析法の開発に携わる。感情・魂・肉体についての研究を続け、独自の展開を現在、全国を講演・セミナー活動で行っている。