RESONANCE ~共鳴 (2008年3月)

狂牛病などから人に感染するクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)は、長い間ウイルスが原因であると考えられてきた。しかし、生物学者や医学者が躍起になり長年その病原体を探し出そうとしたが発見されることはなかった。

なぜなら、感染源が核酸を持った「ウイルス」ではなくて、構造が変異した唯のたんぱく質に過ぎなかったからだ。後に「プリオン」と命名されたこの異常蛋白を発見したのは、化学者のS.プルジナー博士で、彼はその功績により1997年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

この発見は実に驚くべきもので、異常蛋白とはいえただの物質に過ぎないたんぱく質が、正常なたんぱく質に近づくとそれを変異させてしまうというものだ。物質がなぜ他の物質の構造に影響を与えてしまうのかは依然謎なのであるが、病が物質の構造レベルで起こることということは、治癒もまた同じ物質レベルで起こる可能性を意味する重要な発見なのである。ちなみに、CJDにはその民族によって罹りやすい遺伝子と、そうではない遺伝子があって、残念ながら日本人は前者の人が多いということで、より注意が必要ということである。

文責:矢吹三千男
早稲田大学卒業。製薬会社に勤務ののち、1993年よりバッチフラワーの輸入を始め、1994年バッチフラワー正規輸入代理店となる。株式会社プルナマインターナショナル代表取締CEO社長。陰陽五行思想家の冨田哲秀氏に師事し、陰陽五行を交えた新しい性格分析法の開発に携わる。感情・魂・肉体についての研究を続け、独自の展開を現在、全国を講演・セミナー活動で行っている。