RESONANCE ~共鳴 (2008年10月)

動物の本能から見ると、地上で生物が最初に獲得した感情は、怖れである。自己保存のための欲求がまず怖れの反応として現われ、やがて人間の中で怖れの感情へと成長していった。さらにその感情は、自己や自己の生命、家族、財産などを守るために、また失うことを怖れるために、怒りや憎しみ、嫉みなどの感情などに成長した。実はマイナス感情は進化の方向性に合っているということになる。生物は進化し、その進化の頂点(フロンティア)にいるのが人間なのだから、宇宙はマイナス感情を必要とした、と言い換えてもいいだろう。

なぜ、宇宙はマイナス感情を必要としたのか?

人間世界ではなく、もし霊の世界というものがあるとしよう。霊の世界では、様々な感情を持つことができないのだ。なぜなら、霊魂は不滅であり、死ぬことも殺されることもない、また肉体を維持する必要もないので、物質的な欲望もなく、感情の原因がない。増えることも減ることもない実相の世界である。まさに霊の世界こそが般若心経の世界そのものなのである。

しかし、宇宙が感情を必要としたということは、それが進化にとって必要だからであり、重要な役割を果たすからに他ならない。それは、感情を理解し、自己の一部として昇華していくことが、自己の内面の進化のみならず、宇宙自体の進化にも貢献しているからなのではないだろうか。

文責:矢吹三千男
早稲田大学卒業。製薬会社に勤務ののち、1993年よりバッチフラワーの輸入を始め、1994年バッチフラワー正規輸入代理店となる。株式会社プルナマインターナショナル代表取締CEO社長。陰陽五行思想家の冨田哲秀氏に師事し、陰陽五行を交えた新しい性格分析法の開発に携わる。感情・魂・肉体についての研究を続け、独自の展開を現在、全国を講演・セミナー活動で行っている。