RESONANCE ~共鳴 (2009年9月)

人類は進化の結果、複雑な感情に到達した。

自我が生まれる前、類人猿たちが持っていた感情はシンプルだった。それは、怖れであり、喜びであり、素朴な愛情であった。進化した結果、なぜ感情はより複雑になったのだろうか。

物事の理由を考えるときに、有効な方法の一つは、もしそれが無かったらいったいどうなっていたかを想像してみることである。

もし、感情というものが無かったら・・・。怖れも無く、怒りも無く、悲しみも無く、憤りも無く、恨みも無かったら・・・きっと世界は平和で不必要な争いもテロも無く、苦しみも少なく、もちろん大量殺人など起こらない世界。

だが、感情が無くても喜びはあるだろうか、生きていて楽しいだろうか、人類は果たして感情なしに生き延びることはできるだろうか。動物のように本能だけで生きていれば生き延びることは可能だろう。

しかし、歴史のある時点から、人類はもはや本能を離れ、自我で生きることを選択してしまったので、その結果、感情の種類が増えてしまった。そして、世界は様々な感情であふれるようになった。

物事には必ずプラスとマイナスの面がある。感情を持つことのプラス面は、世界がモノクロの世界から、天然色の世界に変化してよりリアリティを獲得したということであろう。

マイナス面は、そのリアルさが時として苦しみに変わってしまうことある。

文責:矢吹三千男
早稲田大学卒業。製薬会社に勤務ののち、1993年よりバッチフラワーの輸入を始め、1994年バッチフラワー正規輸入代理店となる。株式会社プルナマインターナショナル代表取締CEO社長。陰陽五行思想家の冨田哲秀氏に師事し、陰陽五行を交えた新しい性格分析法の開発に携わる。感情・魂・肉体についての研究を続け、独自の展開を現在、全国を講演・セミナー活動で行っている。