RESONANCE ~共鳴 (2010年10月)

身体は環境に適応しようとして、気温が上がれば体温を下げ、逆に気温が下がれば体温を上げて常に同じ体温を保とうとします。このもとに戻ろうとする働きをホメオスタシス(恒常性)と云います。

自我は他者との関係で、いい人にもなり、そうでなかったりもします。それは、自我は実は実体がなく、関係性なので、相手によって関係が変わるということになります。

現代哲学では、この関係性を「人間は諸関係の総体」であると云い、原始仏教では「縁起」と呼びました。
つまり人は、いい人になることも、悪人になることも、相手との関係性で引き出され、またはその意志によってできることになります。
同時にそれは、関係性ですから、固定的なものではなく、書き換え可能であるということです。

しかし、人はすぐに変わることができません。そこに身体と同じように恒常性が働いてしまうからです。
つまり、自我は変わることができるが、今までの環境に長いこと適応してきたために、それはゆっくりとしか変化することができないということです。

感情の変化もまた、何度も元のマイナス感情に戻ろうとしながら、ゆっくりとプラスに変わっていきます。
そこに必要なのは、プラスに変わろうとする意志ということになります。

文責:矢吹三千男
早稲田大学卒業。製薬会社に勤務ののち、1993年よりバッチフラワーの輸入を始め、1994年バッチフラワー正規輸入代理店となる。株式会社プルナマインターナショナル代表取締CEO社長。陰陽五行思想家の冨田哲秀氏に師事し、陰陽五行を交えた新しい性格分析法の開発に携わる。感情・魂・肉体についての研究を続け、独自の展開を現在、全国を講演・セミナー活動で行っている。