RESONANCE ~共鳴 (2011年7月)

群馬大学の早川由紀夫教授の放射能汚染マップによれば、福島の原発から遠く離れた千葉、埼玉などでも比較的放射能が高い地域があることがわかってきた。
当初政府は、汚染された地域の情報を一切出さなかったため、福島の飯館村などの住民の多くが内部被ばくをしてしまった。
一方、原発から近い福島県内でもほとんど影響を受けていない地域もあって、自分の住んでいる地域が放射性物質に汚染されているかどうかを自分たち自身で確かめてみる必要がありそうだ。

今から100年前に、放射性物質を発見しノーベル物理学賞を受賞したキュリー夫人と、アンリ・ベクレルはその当時、放射線の危険性にはまったく気づいておらず、手で直にウランを含む鉱石を触り、塩化ラジウムをガラス瓶に入れて持ち歩いたりしていたため、ベクレルは心疾患により55歳で亡くなり、キュリー夫人も晩年は目に障害を起こし、白血病で67歳で亡くなった。また、娘のイレ―ヌも59歳で白血病で亡くなっている。

3.11の衝撃は、世界の空気を一変させた。人々がそこから得た教訓の一つは、何がほんとうに正しいのかは、一人ひとりが自分自身で考え確かめることが必要だということなのではないだろうか。