RESONANCE ~共鳴 (2012年11月)

笑顔のコミュニケーション効果については古くから知られています。どんな民族であろうと相手が笑顔であれば、よほど偏屈な人でもない限り嫌な気持ちにはならないのでコミュニケーションの最大の武器であることは確かです。しかも、人は楽しいから笑顔になるだけではなく、意識的に笑顔を作ると、ドーパミン系の神経活動が変化すると報告されています。つまり、「ドーパミン」は脳の「快楽」に関係した神経伝達物質ですので、仮に全然楽しくなくても顔の筋肉が笑顔の形になると、ドーパミンが出てその後で楽しくなる、という逆効果が私たちの脳にはあるということです。

そこで、マイナス感情に捕らわれているときでも、意識的に笑顔を作るように心がければ、いつの間にか楽しいプラスの感情になることができるはずなのですが、実際には、マイナス感情の時にあえて笑顔を作るためには、「意志」の力が必要になります。この意志の力を使うことによって早くマイナス感情を抜け出しプラスの状態に留まれるのは人間だけに与えられた特権です。それは人間だけが自らの自由意志で運命を変えることができるからです。