RESONANCE ~共鳴 (2014年8月)

現在日本のうつ病の患者は100万人以上とも言われています。抗うつ剤の売り上げは年々増加しているのに患者は一向に減らないのが現状です。うつは、脳がストレスを受けると、脳内の特定の部位の血流が下がり、脳内の細胞に栄養が不足して、細胞やネットワークが損傷することから起こると考えられています。脳には損傷を回復する力があるのですが、ストレス状態が長期に及ぶと症状が慢性化し、細胞がダメージをすぐには回復できなくなります。

近年、脳の特定の部位に磁気による刺激を与え、脳内の血流を回復する治療法などがアメリカで開発され副作用も少なく注目されています。投薬では薬が全身にいきわたるので、やはり副作用が起こりますが、その問題もありません。まだ保険が使えず高額になってしまうのですが、近い将来単価が下がり保険も使えるようになるでしょう。

そして、脳にダメージを与えているのは、マイナス感情です。機械や薬による治療は確かに有効ですが、その原因となっているのは一人一人のこころの癖、感情のパターン、ついては個人の性格などです。これらを理解し組み合わせると、さらに治癒率が上がることも同時に報告されています。