RESONANCE ~共鳴 (2014年11月)

人には大きく分けると二つの体質の違いがあります。一つは陽性の体質、もう一つは陰性の体質です。一般的に、陽性体質の方は、若いころは筋肉質で人より丈夫で、風邪などひきにくく、仮にひいてもだいたい一晩で治ります。一方、陰性体質の方は、一年を通じて、どこか調子悪く、風邪もひきやすい人が多くなります。

陰性体質の人はストレスがかかると、身体が弱いのですぐに症状が身体に出てきます。熱があるとか、頭が痛い、胃が痛いとかで、いつも薬の世話になることが多く、学校や会社を休みがちです。どちらかと言うと、陰性体質の人の方が人生ではソンをしているように見えますが、実際はそうではありません。

陽性体質の人は、ストレスがあってもすぐに身体に反応しないので、一見丈夫そうに見えますが、メンタルの弱い人が多いようです。空手の有段者なのに、うつ病で外を歩くのが怖いとか、または、高所恐怖症、閉所恐怖症、不安神経症、躁病など、心に問題が出やすい人が多いようです。ですから、体も丈夫でメンタルも強いという人は実は多くないのです。病だけでなく、怖れの感情は、人にストレスがかかった時のその人なりの反応、または適応の仕方なので、どちらがいいとか、悪いということはありませんが、むしろ丈夫な人のほうがストレスを自覚しにくく、ほんとうはメンタルが弱いことも自覚していないので、症状に現れた時にはかなり重い状態になりがちです。素質があってもアスリートとして一流になれない人が多いのもそこに理由があります。