RESONANCE ~共鳴 (2015年8月)

恐竜は2億年近く地上に存在し、地球46億年の歴史の中で最も長く地上を支配した種族であった。しかし、今から約6500万年前に、ユカタン半島沖に隕石群が落下すると、一瞬で恐竜などの大型の生物は絶滅したと言われている。
近年、地球温暖化や各地の地震や津波、火山の噴火などで多くの被害が報道されている。異常気象とか、これまでの記録にない災害と呼ばれることも多い。

だが、少し想像力を働かせてみると、人類の歴史はわずか1~2万年である。恐竜の1万分の1に過ぎない。46億年からみれば、99.99%は人が住むことができないような環境であったのだ。実際、縄文時代でさえ現在よりも5メートルちかく海水の位置が高かったことが報告されている。つまり、現在の状況を異常と考えると、これからも益々異常なことが起こってくることになる。それならば、視点をかえて、異常ではなくて、むしろ変化は当たり前と考えることも実は可能なのではないだろうか。地球は太陽の影響を受け、太陽は常に活動が不安定で黒点が増えたり、減ったりしている。また、太陽は今も宇宙空間を時速約80万キロの速度で驀進している。地球は同時に時速約10万キロの速度で太陽の周りを回りながらである。つまり、地球は常にもの凄い変化に遭遇してきたし、これからもしていくということだ。人は常に2つの現実を生きている。目の前にある日常の現実と、地球号という超高速で宇宙を驀進している宇宙船に乗船しているという現実である。