RESONANCE ~共鳴 (2016年5月)

磯田道央(国際日本文化センター)準教授は古文書の中に驚くべき発見をした。それは、今から400百年前に、現在の日本に共通する地震の連鎖があったという記録である。
豊臣秀吉が62歳で亡くなる3年前の1596年9月1日、愛媛でマグニチュード7、続いて9月4日、大分M7、翌5日には京都・伏見でM7.5、活断層中央構造線に沿って地震は起こっている。さらに、15年後の1611年に東北の三陸沖でM8.1、次いで8年後の1619年に熊本でM6.1、この時に八代の麦島城は地震で崩壊した。さらにこれには続きがあり、8年後の1627年に長野(松代)でM6.0、その6年後の1633年には小田原でM7.0、さらに2年後の1635年には江戸でM6.0と続いた。
これを現在に当てはめてみると、1995年1月、阪神淡路大震災M7.3、16年後の2011年3月、東北大震災M9、長野県北部地震M6.7、そして、5年後の2,016年4月、熊本地震M7。と活断層に沿って地震は起こっている。400年前より人口も大きく増え、災害の規模は比較にならいない。地震はいずれ起こるものでも、復興をさらに遅らせてしまう断層に近い原発の稼働は慎重になる必要があるだろう。