RESONANCE ~共鳴 (2017年12月)

近代まで、世界中の多くの人々は、目に見えるものだけが正しいのだという文化の中で生きてきました。自分がこの目で見たものだけが真実であり、目に見えないものは信じなくてもよいのだというふうに。しかし、近年、量子物理学や、天文学の進歩により、実は目に見える世界の方がわずかであり、見えない領域の方が圧倒的に多いことに気づかされたのです。
つまり、私たちは、同時にいくつもの現実を生きていることになります。毎日、毎日、学校や会社に行ったりすることも確かな真実なのですが同時に、地球が宇宙空間を秒速約240kmの速さで驀進しているというのも、私たちにその感覚はないのですが真実です。地球には何度も氷河期が訪れ、時には地球全体が氷で覆われた時期もありました。私たちの地球は現在、天の川銀河を約2億5000万年かけて1周しています。その天の川銀河には何本ものスパイラルアームという渦巻の密集した領域があるのですが、そこに入ると超新星爆発などの放射線が多くなりそのため雲が増えて気温が下がり、氷河期に入ることがわかっています。いずれ氷河期は必ずやってくるし、地磁気の逆転も必ず起こるということです。というように、人は時々視点を変えることで「今」の大切さを改めて感じることができます。